はじめに
以前、このブログで「訪問看護を始めて感じたこと|病棟経験があっても難しかった在宅看護」という記事を書きました。
訪問看護を始める前は、正直、不安でいっぱいでした。
病棟勤務を離れてから長いブランクもあり、「今の自分に訪問看護ができるのかな?」
「一人で利用者さんのお宅に行って大丈夫かな?」
そんなことを考えていました。
実際に訪問看護を始めてみると、病院とは違う難しさがありました。
一人で考えて判断する場面も多く、分からないこともたくさんあります。
今でも「これでよかったかな?」と思うことはあります。
それでも最近、少しずつ変わってきたことがあります。
それは、「訪問看護って、楽しいな」と思える瞬間が増えてきたことです。
今回は、訪問看護を始めてから少しずつ感じるようになった楽しさや、在宅看護の魅力について書いてみたいと思います。
最初は「楽しい」なんて思う余裕がなかった
訪問看護を始めたばかりの頃は、正直、楽しさを考える余裕がありませんでした。
まずは訪問することに緊張。
利用者さんのお宅に着いて、「今日は何から確認しよう?」「この場合はどうすればいいんだろう?と頭の中で考えていました。
病棟であれば、分からないことがあったときに近くにいるスタッフにすぐ聞くことができます。
必要な物品もそろっています。
医師やリハビリスタッフなど、いろいろな職種が同じ場所にいます。
でも、訪問看護では基本的に利用者さんのお宅へ一人で伺います。
もちろん、困ったときにはスタッフに相談できます。
私の職場でも、初めは同行してもらいながら仕事を覚えていくことができました。
それでも、一人で訪問するようになると緊張します。
「ちゃんとできるかな」という気持ちがありました。
少しずつ「訪問の流れ」が分かってきた
そんな私ですが、少しずつ訪問にも慣れてきました。
最初は一つひとつ確認しながら行っていたことも、少しずつ流れが分かるようになってきました。
利用者さんのところへ行ったら、まず状態を確認する。
会話をしながら体調の変化がないか確認する。
必要なケアを行う。最後にもう一度、その日の状態を確認する。
もちろん、利用者さんによって必要なケアは違います。
同じことを毎回繰り返すわけではありません。
だからこそ難しいのですが、その人に合わせて考えることが訪問看護の面白さでもあるのだと思います。
少しずつ、「前より落ち着いて対応できるようになったかも」と思える場面が増えてきました。
この小さな変化が、自分にとっては嬉しいことです。
利用者さんとの会話が楽しい
訪問看護をしていて、最近特に楽しいと感じるのが、利用者さんとの会話です。
最初は緊張していて、何を話せばいいのか分からないこともありました。
私はもともと、人とのコミュニケーションがものすごく得意なタイプではありません。
人と関わることは嫌いではありません。でも、気を遣いすぎて疲れてしまうことがあります。
そんな私でも、何度か訪問しているうちに、少しずつ利用者さんとの会話が増えていきます。
体調の話だけではありません。
昔の話を聞かせてもらったり、家族の話をしたり、日々の生活について話したり。
何気ない会話の中から、「この人はこういうことが好きなんだな」「こういう生活を大切にしているんだな」と分かることがあります。
病院で短期間関わるだけでは知ることができなかった部分を知れる。
それが訪問看護の魅力の一つだと思います。
ありがとうの言葉
訪問の終わりに、「また来てね」「ありがとう」と言ってもらえることがあります。
その一言が、すごく嬉しいです。
もちろん、看護師として必要なケアをすることが仕事です。
でも、利用者さんにとって「来てくれる人」になれているのかなと思うと、嬉しくなります。
最初はお互いに少し緊張していたのに、何度か訪問するうちに、自然に話しかけてもらえるようになる。
そんな関係が少しずつできていくことが、訪問看護の楽しさなのだと思います。
小さな変化に気づけたときが嬉しい
訪問看護では、利用者さんの「いつも」を知ることが大切です。
いつもの表情。いつもの会話。いつもの食事量。いつもの動き。いつもの生活。
その「いつも」を知っているからこそ、「今日は少し違うな」と気づけることがあります。
大きな変化ではなくても、「今日は少し元気がないかな」「いつもより動きがゆっくりだな」など、小さな変化に気づくことがあります。
もちろん、自分だけで判断せず、必要に応じて相談や報告をします。
それでも、「いつもと違うことに気づけた」ということは、看護師として大切なことだと思います。
以前は「何か見落としていないかな」と不安になることも多かったのですが、最近は観察することそのものに面白さを感じるようになりました。
自分で考えることが少しずつ楽しくなってきた
訪問看護では、「今日は何をするか」を自分で考える場面があります。
もちろん、主治医の指示や訪問看護計画に沿って行います。
でも、実際の生活の中では、その日の利用者さんの状態によって考えることがあります。
「今日は少し疲れているから、無理しないほうがいいかな」「この部分をもう少し確認してみよう」「次回はこうしてみようかな」そんなふうに考えるようになりました。
以前は「判断するのが怖い」という気持ちがありました。
今でも分からないことはあります。でも、分からないことをそのままにしない。
調べる。相談する。次の訪問に活かす。
その繰り返しで少しずつ経験が積み重なっている気がします。
分からないことはメモするようになった
私は、新しい場所へ訪問するときには、流れや対応に迷わないようにメモを取るようにしています。
その場で聞いたことを覚えておくのが難しいこともあります。
だから、自分で分かりやすいようにまとめています。そして、分からないことがあれば、あとから調べる。
調べたことを次の訪問に活かす。この繰り返しです。
看護師として働いてきたからといって、何でも知っているわけではありません。
むしろ、訪問看護を始めてから「まだまだ知らないことがたくさんある」と感じることが増えました。
でも、それを「自分はダメだ」と思うのではなく、「じゃあ、調べてみよう」と思えるようになってきました。
これも、以前より少し成長したところかもしれません。
病院では見えなかった生活が見える
訪問看護の一番の魅力は、やっぱり「生活の中で看護ができること」だと思います。
病院では、患者さんの治療や病状を中心に考えることが多いです。
もちろん生活背景も大切ですが、病院という場所での生活になります。
一方、自宅にはその人の暮らしがあります。
いつも座っている場所。好きなもの。家族との関係。生活リズム。長年使っている家具。家の中の環境。そうしたものを実際に見ることで、「この人はこういう生活をしているんだ」と分かります。
そして、その生活をできるだけ続けられるように看護を考える。
それが訪問看護なのだと思います。
まだまだ難しいこともたくさんある
「訪問看護が楽しい」と書いていますが、もちろん毎日楽しいことばかりではありません。
今でも難しいことはあります。
一人で訪問することへの緊張もあります。
分からないこともあります。
処置やリハビリなど、自分の中でまだ自信がないこともあります。
利用者さんとのコミュニケーションに悩むこともあります。
帰宅してから、「もっとこうすればよかったかな」と振り返ることもあります。
それでも、以前とは少し違います。
「できないから怖い」だけではなく、「できるようになりたい」と思えるようになってきました。
この違いは、自分にとって大きいです。
「楽しい」と思えるようになったことが嬉しい
訪問看護を始めた頃の私は、「ちゃんとできるかな」という不安のほうが大きかったと思います。
でも最近は、「今日はどんな訪問になるかな」と思える日があります。
利用者さんと話すこと。小さな変化に気づくこと。ケアを行うこと。分からなかったことを調べること。前回できなかったことが少しできるようになること。
一つひとつは小さなことですが、それが積み重なって、「訪問看護って楽しいな」と思えるようになりました。
おわりに
訪問看護を始める前は、不安でいっぱいでした。
病棟勤務を離れてから時間が経っていたこともあり、「今の自分にできるのかな」と思っていました。
実際に始めてみると、病院とは違う難しさがありました。
今でも分からないことはあります。
まだまだ未熟だと感じることもあります。
それでも、少しずつ利用者さんとの関係ができて、訪問の流れが分かってきて、自分で考えられることが増えてきました。
そして最近、「訪問看護って楽しいな」と思える瞬間が増えてきました。
最初から楽しいと思えなくてもいい。分からないことがあってもいい。
失敗したり、悩んだりしながら、一つずつ経験していけばいい。
今の私はそんなふうに思っています😊
これからも分からないことは調べて、必要なときには周りに相談して、自分なりに勉強しながら経験を積んでいきたいです。
そして、利用者さんやご家族に、「この看護師さんが来てくれてよかった」と思ってもらえるような看護師になれたら嬉しいです。
まだまだ成長途中ですが、焦らず一歩ずつ。
これからも訪問看護を楽しみながら、自分なりの看護を見つけていきたいと思います😊
そしていつかは、時短勤務ではなく長い時間、看護師として勤務していけたらと思っています。
さらに在宅ワークの道も諦めていません。
出来る事をできる限りがんばるっ!!!それをモットーに仕事頑張りたいです😊
見てくださりありがとうございました😊


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