はじめに:古民家暮らし、冬の主役は「薪ストーブ」
桜も咲き、少しずつ暖かくなってきましたね! 「そろそろ今年の薪ストーブも終わりかな?」 そんなことを思いながら、煙突掃除の依頼を考え始めている我が家です😊
私は現在、築100年の古民家をフルリノベーションして暮らしています。
この家で、冬の訪れとともに主役になるのが、リビングに鎮座する**「薪ストーブ」**です。
ゆらゆらと揺れる炎を眺めていると、日中の育児の疲れや、仕事での緊張がふっと溶けていくような気がします。
でも、この「癒やし」を手に入れるためには、実は想像以上に「準備」が必要なんです。
林業のプロ、父の助けと「先祖の贈り物」
薪ストーブを維持するには、何よりも「木」が必要です。
我が家の場合、夫がいつも薪割りを頑張ってくれていますが、その大元となる木の入手には、私の父の存在が欠かせません。
私の父は、長年山に携わってきた林業のプロです。
古民家に住み、薪ストーブを導入すると決めたとき、一番に相談したのも父でした。
「薪なんて、そのへんの木を燃やせばいいんでしょ?」 そんな風に思っていた私に、父は厳しく、でも温かく教えてくれました。
「木によって、燃え方も熱の持ち方も全然違うんだぞ。カシやナラは火持ちがいいし、スギは火付きがいい。適材適所だ」
プロの目線で「いい薪になる木」を選んでもらえるのは、この家に住む私にとって、何よりの贅沢であり、心強いサポートです。
また、驚いたことに、この家には**「先祖さんが薪小屋に残してくれた薪」**もありました。100年の時を超えて、今、私たちがその薪で暖をとっている。
その事実に、言葉にできない感謝の気持ちが湧いてきます。
直径80cm!命がけの「桑の木」伐採

古民家の薪ストーブ用に伐採した巨大な桑の木の写真はこちらだにゃ🐾

先日、父の協力のもと、巨大な桑の木の伐採に立ち会いました。
なんとその直径は80cm!林業のプロである父だからこそ、安全に倒すことができた大仕事です。
そばで見守っていましたが、チェーンソーが壊れるんじゃないかと思うほど木質が硬く、そして凄まじい重量感……! 桑の木は、薪ストーブにとって最高級の燃料になるそうです😊
太い幹は夫が薪にして、細い小枝は私が隙間時間にポキポキ折って「焚きつけ」に。
自然の恵みを余すことなく使い切るために、今はしっかり乾燥させて、次の冬の出番を待っています。
パパの背中を追う、薪作りの日々
薪ストーブ生活で一番大変なこと。それはズバリ、**「薪割り」**です。
丸太をストーブに入るサイズに割り、それを数年かけて乾燥させる。
この作業、実はものすごい重労働なんです。
いつも夫が頑張ってくれています😊
そんなパパの奮闘する姿を、双子たちはいつも興味津々で見つめています。
「これは来年用、こっちは再来年用」 そうやって冬の備えを積み上げていく作業は、まるで未来の自分たちに安心を貯金しているような、不思議な充足感があります。
理想と現実:古民家の冬は、やっぱり「寒い」!
「古民家で薪ストーブなんて、おしゃれで温かそう!」 そう言われることも多いですが、現実はそんなに甘くありません。
リノベーションしましたが、やはりそこは古民家。
隙間風ゼロというわけにはいきません。 強風が吹くと縁側の大きな窓からは「ヒュ~」っと音が聞こえます😅
我が家の場合、害獣被害の影響で屋根裏の断熱材を一部撤去していることもあり、朝起きた時のキッチンの冷え込みといったら、もう「修行」の域です(笑)。
それでも、夜にしっかりストーブを焚いた翌朝は、室内の温度の「粘り」が違います。
薪ストーブは、スイッチ一つで温まるエアコンとは違います。
火をおこし、温度が上がるまでには手間も時間もかかります。
でも、一度ストーブが温まれば、家中が陽だまりのような、芯からポカポカする温かさに包まれます。
この「手間をかけたからこそ得られる温もり」を知ってしまうと、もう以前の暮らしには戻れないなと感じてしまいます。
子供たちに伝えたい「火」の記憶
最近では、双子たちもストーブの前が大好きです。
「火、きれい」「パチパチ言ってるね」 そんな会話をしながら、ストーブで焼いた焼き芋を一緒に頬張る時間は、何物にも代えがたい幸せです。
便利な世の中だからこそ、木を切り、割り、火を焚いて暖をとる。
この**「エネルギーの背景」**を、子供たちには肌で感じて育ってほしい。
おじいちゃんが山で守ってきた木が、自分たちの家を温めてくれている。
その繋がりを、いつか理解してくれる日が来たらいいなと思っています。
おわりに:不便さを楽しむ、ということ
お金の不安や、将来への焦り。
そんな「負の気持ち」が大きくなったとき、暖かい火のぬくもりに癒やされています。
パチパチと爆ぜる木の音、静かに燃える炎。
「家族で温かく過ごせている。それだけで、今は十分じゃないか」と思えてきます。
古民家暮らしは、不便の連続です。
しかし、古民家に薪ストーブを取り入れて感じたのは、“手間以上の価値がある暮らし”でした。
害獣被害に排水トラブル、そして終わりのない片付け、薪割り…。
でも、その不便さと向き合い、自分の手で暮らしを整えていくプロセスこそが、私の心を一番強くしてくれる気がします😊
見てくださりありがとうございました!



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