はじめに
前回までの記事では、私が実際に参加したペアレントトレーニングについて紹介し、その中で学んだ考え方や子どもとの関わり方について書きました。
ペアレントトレーニングは、子どもを変えるためのものではなく、親が子どもの特性を理解し、関わり方を学ぶためのプログラムです。
参加する前の私は、「何か特別な育児方法を教えてもらうのかな?」と思っていました。
しかし実際はそうではなく、自分自身の考え方や子どもの見方を少しずつ変えていく時間でした。
今回は、ペアレントトレーニングで実際に取り組んだワークを通して、私自身が感じた変化について書いてみようと思います。
最初の課題は「現状把握表」
ペアレントトレーニングで最初に取り組んだのは、「現状把握表」を書くことでした。
前回の記事でも載せていますが、一回目の課題では自分と子どもの「いいところ」「努力しているところ」「困っているところ」を5個ずつ書きましたが、最終的には10個記入しました。
最初に説明を受けた時は、「いいところ」を書くのが難しい。困っているところの方が思いつく…と思っていました。
一番大切なのは、「できていること」にも目を向けることだったのです。
さらに、書くときのポイントとして教えていただいたのが、「動詞で書くこと」でした。
例えば、
「優しい子」
ではなく、
「お皿を運ぶ」
「挨拶をする」
「返事をする」
というように、実際の行動を書くことがポイントでした。
私はこの考え方がとても新鮮でした。
性格ではなく、行動として考えることで、子どもの姿がより具体的に見えるようになった気がします。


最初は困っていることばかり浮かんだ
正直に言うと、最初に現状把握表を書いた時は、「困っていること」の方がどんどん浮かびました。
言葉が少ない。
切り替えが苦手。
集団生活が苦手。
指示が通りにくい。
周りの子と比べてしまっていた私は、「できないこと」を探す癖がついていたのだと思います。
でも、「いいところも書いてください」と言われ、改めて考えてみると、
・ご飯を残さず食べる
・野菜も食べられる
・食後にお皿を運ぶ
・好きな遊びに集中できる
など、意外とたくさん書くことができました。
普段は当たり前だと思っていたことも、息子なりに頑張ってできるようになったことなんですよね。
書き出してみて初めて、「私はできないことばかり見ていたんだな」と気付きました。
親自身についても書く時間があった
驚いたのは、子どものことだけではなく、親自身についても同じように書くことでした。
「自分のいいところを書いてください。」
そう言われた時、私は少し困ってしまいました。
普段は反省することばかりで、自分の良いところなんて考えたことがなかったからです。
私が書いたのは、
・朝早く起きる
・毎日ご飯を作る
・挨拶を大切にする
・安全運転を心掛ける
など、ごく当たり前のことでした。
でも先生から、「それは家族を大切に思っているからできていることですよ」と言われた時、とても印象に残りました。
子育てをしていると、「もっと頑張らなきゃ」と自分を責めることが多くなります。
だからこそ、自分自身も認めてあげることが大切なんだと感じました。
数か月後、もう一度現状把握表を書いてみた
ペアレントトレーニングでは、数か月後にもう一度同じ現状把握表を書く機会がありました。
最初に書いた内容と見比べてみると、少しずつ変化していました。
以前は困っていたことが少し減っていたり、新しくできるようになったことが増えていたり。
子どもは毎日少しずつ成長していたのです。
毎日一緒にいると気付きにくい変化も、こうして振り返ることで成長が見えてきました。
そして、変わっていたのは息子だけではありません。
私自身も、「できないこと」ではなく、「できるようになったこと」を自然と書けるようになっていました。
この変化は、私にとって大きな気付きでした。
「性格」ではなく「行動」で見る
ペアレントトレーニングで何度も教えていただいたことがあります。
それは、
**「性格ではなく、行動を見ること」**です。
例えば、
「落ち着きがない子」
と考えるのではなく、
「椅子から立ち上がる回数が多い」
というように行動で考えます。
行動で考えることで、「どうすれば改善できるかな?」と具体的な方法を考えやすくなります。
以前の私は、「うちの子はこういう子だから」と決めつけてしまうこともありました。
でも実際には、その日の体調や環境によって行動は変わります。
そう考えられるようになってからは、少し気持ちが楽になりました。
「ギリギリセーフ」を探す
もう一つ印象に残っている言葉があります。
それは、
「ギリギリセーフを探しましょう。」
という考え方です。
100点だけを目指すのではなく、
今日は30秒座れた。
今日は一回返事ができた。
今日は自分から片付けようとした。
そんな小さな成功を見つけることが大切だと教えていただきました。
以前の私は、「まだできない」と思ってしまうことが多かったです。
でも、小さな成長を積み重ねることが子どもの自信につながることを学びました。
子どもだけではなく、親も変わっていた
ペアレントトレーニングに参加して変わったのは、息子だけではありません。
一番変わったのは、私自身だったのかもしれません。
以前は、
「なんでできないんだろう。」
そんな言葉ばかり頭に浮かんでいました。
今は、
「前よりできるようになったね。」
と思えることが増えました。
もちろん今でも焦る日があります。
周りと比べてしまうこともあります。
でも以前より、子どもの小さな成長を素直に喜べるようになった気がします。
まとめ
ペアレントトレーニングで学んだことは、特別な育児テクニックではありませんでした。
「できないこと」ではなく、「できていること」に目を向けること。
性格ではなく行動を見ること。
小さな成功を一緒に喜ぶこと。
そして、親自身も認めてあげること。
この考え方を知ったことで、以前より少しだけ肩の力を抜いて子どもと向き合えるようになりました。
子育てに正解はありません。
だからこそ、完璧を目指すのではなく、親子で少しずつ成長していけたらいいなと思っています。
これからも息子のペースを大切にしながら、小さな「できた」を一緒に喜んでいきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました😊



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